claponの心の旅路

大好きな和泉宏隆さんの音楽を追いかけて西へ東へ奔走する旅の様子を綴ります。

10/19 朗読活劇レチタ・カルダ『南総里見八犬伝』feat.中川晃教@東海市芸術劇場

今日は朗読活劇レチタ・カルダ『南総里見八犬伝』feat.中川晃教@東海市芸術劇場を鑑賞してきました〜!

 

中川晃教さんが朗読する1人劇です! 和泉さんが音楽を担当してますー(*‪´∀`‬*)
「一級品の朗読+芝居+歌+舞+音楽で織りなす伝奇ロマン」ということで、朗読のバックで舞踊家が舞を踊り、ピアノ・箏・尺八の生演奏! どんなになるか楽しみ〜

 

この朗読活劇シリーズが東海市であるのは3回目! 1回目は別所哲也さんで義経、2回目は要潤さんで土方歳三のお話でした〜。前回までは大宮神社という神社の境内で、樹齢1000年の大楠をバックに開催されていました。それもとっても風情があったのですが、なにしろ外なので音響が物足りない。和泉さんもキーボードだったし…。

 

今回は大ホールでの開催なので、じっくり堪能できそうです♪ 和泉さんも生ピアノ♪♪

 

しかし前回も前々回もそうだったのですが、和泉さんばっかりを見て和泉さんの音楽にばっかり集中して聴いていたので、話の内容をまったく追えずでした‪‪(´∀`;)‬ 俳優さんを生で初めて見た!という印象しかなかった‪(´∀`;)‬

 

今回こそ内容も理解したい!ということで、南総里見八犬伝の予習をしようと思って、とりあえずWikipediaを読み出したものの名前が覚えられなくて撃沈。

 

そんなわけで名古屋経由で東海市へ行こうと思って新幹線に乗ろうとしたところ、金沢在住の友人が「いま名古屋にいるので新幹線ホームまで迎えにいきます」と連絡をくれて、名古屋駅で会うことに! 久々の再会〜!
名鉄に乗り換えまでの束の間ですがとりあえずビールをおっつけ2杯! 会えて嬉しかった〜(*‪´∀`‬*) 

f:id:clapon:20191019235921j:image

 

無事に乗り換えできて、最寄りの太田川の駅に着いたら劇場はすぐそこでした。

 

中段のステージが見えやすい席で堪能できました♪

f:id:clapon:20191020000033j:image

 

出演者:中川晃教(語り、歌)、和泉宏隆(P)、浅野瑞穂(舞)、市川慎(箏)、松下尚暉(尺八)

f:id:clapon:20191020000043j:image

 

いよいよ開演…とワクワクしていたら、幕が閉まった状態でいきなり尺八でピョー!!と曲が始まり、だんだん幕が開いていってステージが見えてきたのでワクワクが最高潮に(*‪´∀`‬*)


今回は大ホールでの開催ということで、スクリーンに文字や絵を映し出して今までにない効果が使われていました。最初にタイトルと出演者の名前が映し出されて、「音楽 和泉宏隆」と大きく出てきたのでニヤニヤしまくってしまったー(*‪´∀`‬*)

 

オープニングテーマは和泉さんの書き下ろしです! 躍動感のある素敵なテーマでした。時代劇のテーマとしてもいけるのでは? 和泉さんらしいフレーズも各所で感じられて、その和泉節のメロディを箏で演奏されるのがとても素敵でした!

 

全体的に照明を落としてあって、薄暗い中でそのときの主役にだけスポットライトが当たるようになっていたので、今回は和泉さんばかり見つめて話はそっちのけということがなくてよかったです(^Д^) 逆に和泉さんはあんまりしっかり見えずでしたが…

 

中川さんの語りがとても聞き取りやすくて、登場人物の演じ分けもわかりやすかった! お話は少し予習したのもあって今回はかなりよくわかりました。

 

最初は里見義実が逆臣を討つ場面から。黒幕の玉梓という女性を捕らえて斬首するのですが、それによって「未来永劫、里見家を呪ってやる〜!!」と言って死んでいきます。その場面で浅野さんの舞が。優雅で独創的な舞で、とても神秘的でした。そのバックで和泉さんがソロピアノで演奏したのですが、その音と曲がとても清らかで(*‪´∀`‬*) なんかすべてが浄化される〜…!という感じで、もう呪いは消えたのでは????と思ってしまいました(^Д^) 和泉さんの音楽だとどうしてもおどろおどろしくならないw

 

そのあと場面が変わり、伏姫と犬の八房のお話になり、結局、伏姫が死んでしまって8つの珠が四方八方に飛び散ったところで幕が閉まって第一部終了。前半がかなりしっかりボリュームでした。まだ八犬士がまったくでてないけど、あと1時間でどうなるのか?

 

後半はいよいよ八犬士の登場! 最初の信乃と犬飼現八のお話が中心でした。朗読が真に迫っていてぐっと引き込まれます。しかし私はやはり常に和泉さんがいつ演奏するかニヤニヤしながら待ってましたが(^Д^)


途中で和泉さんのTimeless Roadが使われていて、朗読のバックでソロピアノで弾いてらっしゃったので、その部分は朗読が頭に入らずピアノばかり聴いてしまった(*‪´∀`‬*)

 

登場人物がたくさんで、名前がなかなか覚えられないのですが、声色を演じ分けてらっしゃるので名前がわからなくても内容が把握できてとてもわかりやすかった! 決戦のシーンでは勇ましいテーマ曲を演奏されていて、気分が盛り上がります。

 

残りの犬士は駆け足で名前だけ紹介して、あっという間に最終決戦に。よくぞあのボリュームの内容をコンパクトにわかりやすくまとめたな!と驚きましたー。

 

決戦が里見家の勝利で終わり、敵将を見逃したことで恨みを残さず平和になった…というところで再び浅野さんが登場し、優雅な舞。天女みたいな卑弥呼みたいな衣装で、袖を広げて優雅にゆったりとした動きなのでこちらもじっと息を呑んで見つめました。途中から、とても長い布を持って、くるくるとらせんを描くように、まるで新体操のリボンのようにきれいな弧を描きながら回転される様子が美しかった〜! バックはもちろん和泉さんの音楽(*‪´∀`‬*) 浅野さんの神秘的な舞と和泉さんの音楽ってとても合ってる気がします!

 

公演の説明では中川さんが「語り、歌う」と書いてあったので歌もあるのかな?と思っていたけど、結局なかったー。

 

そうして静かな幕切れでした。
突然、聞いたことがあるイントロで音楽が始まり、PYRAMIDのLove Infiniteのアレンジでした〜♡ 録音でしたが尺八と箏でメロディを演奏されていて、このバージョンを聴けただけでもラッキーだった(*‪´∀`‬*) 大拍手で幕がおりました。

 

会場の照明がついても拍手が止まず。中川さんのファンの方が多かった印象なので、さすが劇の鑑賞に慣れていらっしゃる方たちなんでしょうね! そうしている間にまた幕が開き、出演者が挨拶されました。なぜか和泉さんがいなかったんですが(^Д^) 早く帰りすぎ〜。客席もスタンディングオベーションで賛辞を送りました。

 

大満足でほくほく〜! とっても貴重ないい公演を鑑賞できました! この1回だけなのがもったいないな〜といつも思います!

 

帰りに駅で電車を待っていたら、「どうも〜!」と声をかけられたのでびっくりして見ると、和泉さんたち御一行様でしたw まさか帰りが一緒になるとは(*‪´∀`‬*) そんなわけで名古屋駅まで一緒に帰り、新幹線に乗るところでお別れしました。「あそこが失敗したんだよね〜」といつものごとくぼやいてましたw 今日は和泉さんには会えないだろうな〜と思ってたので嬉しかった(*‪´∀`‬*)

 

とっても楽しい1日になりました!