昨日の夜は横浜のDolphyさんに、太田剣さんと西嶋徹さんと和泉さんのトリオのライブを聴きに行ってきました〜!
松江在住の友達が先日から東京・横浜に来てたのですが、「たまたまDolphyさんのサイトを見たら今日和泉さんのライブがあると書いてあったのでびっくりしたよー!」と言って、一緒に聞きにきてくれることに(*´∀`*) 夜には松江に帰るので1部だけでしたが、一緒に聴けました♪ 和泉さんの演奏を生で聴くの久しぶりなのでとても喜んでました♪
そんなわけでかんぱーい!!
和泉さんのライブを一緒に聴けてとってもとってもうれしい(*´∀`*) いつ以来かな?
今回は後ろの席から聴きましたー。でも和泉さんがとてもよく見えました♪♪♪
この3人にドラムが入ったカルテットは何度か聴いたことがあるのですが、3人だけというのは初めて。とても繊細で叙情的な、内省を促すような演奏になりそうだなとワクワク。
最初の曲はまず和泉さんのソロから始まりました。そして優しいソプラノサックスのメロディ。折り重なるように響いてくるベースの音。ラーシュ・ヤンソンさんのGiving Receivingでした。とても詩的で美しい…(*´∀`*)
続いてはとてもエキゾチックな始まり方。西嶋さんがベースの側面を叩いてリズムを出したりといろんな表現が聞けました。チャーリー・ヘイデンさんのLa Pasionariaという曲だそうですー。初めて聴いたけどかっこよい。
スタンダードのStella by Starlightもじっくり聞かせてくださいましたー! 弦を強く鳴らしながらのベースソロが印象的でした。ドラムがないだけで、こんなに雰囲気が変わるんですね。
続いては和泉さんのRain Dance〜♪ 暗い店内の中で和泉さんのイントロが始まると、雨粒が地面に落ちたところだけポッと月夜に照らされてるようなイメージで。いつもに増して幻想的でうっとりしました。さらにそこに、ベースがアルコで入ってきたので驚きましたー。とても好き! アルトサックスのメロディが渋くて、少し霧が出たのかな…なんてイメージしたりしました。静かに始まったけど、だんだん盛り上がって、ベースソロが意外と情熱的で素敵でした!
続いては、ハンス・ウルリクさんのBartel & Walther。初めて聴きます! 太田さんがハンス・ウルリクさん本人にタイトルの意味を聞いたら、お子さんのお名前なんだとか。「小さいお子さんの名前をつける曲にしてはあまりに内省的では? どんなお子さんなんだろう…??」と和泉さんが言うので、どんな曲なんだろうと思ったら、とても渋い曲w 叙情的で、ほんと内省を促すような、このトリオにぴったりの曲でした。お子さんは連想できない大人の落ち着きのある曲w
1部最後は太田さんのSong for the New Lifeでした! さわやかな青空が一気に広がった感じにー!
今回は太田さんがバスクラリネットを持って来ていらっしゃったので、友達が「バスクラ聴いてみたい!」と言ってたけど、1部には登場せずでしたー(>_<)
友達はいつもゲタ夫さんのラテンの情熱的なライブを聴いているので、今回のトリオのような静かでひたすら自分の中へと向かうような音楽は楽しんでもらえたかな?と心配になりましたが、心の奥にストンと入ってきたという感想を言ってくれましたー。
一緒に聴けてうれしかった!!
2部からはいつもどおり1人に戻り…追加ビールで!🍺ヽ(*´∀`* )
太田さんが「西嶋さんを紹介するときに『ウッドベース』ではなく『コントラバス』と言いたくなるんです」とおっしゃってましたが、なんとなくその気持ちわかりますー! 一般的なジャズのイメージにとらわれず、クラシカルな表現もされて、響きが美しくて…
11月の雨で、バスクラが登場! 冷たい雨が降る(イメージ)のなかで、少し温かいものを感じるふくよかな音でした。これまた3人の織りなす音たちが詩的な感じで美しい…(*´∀`*)♡
大好きなミルトン・ナシメントさんのVera Cruzも聴けましたー! ピアノソロが長くて大満足(*´∀`*) ベースが加わったことで和泉さんの左手が自由になり、デュオではできなかったソロ表現ができて、音に厚みが加わってました〜。
続いては、ベニー・ゴルソンさんのI Remember Clifford。クリフォードさんというメンバーを亡くされたときのことを思った曲だそうですが、太田さんはこの曲をスタン・ゲッツさんが演奏したアルバムを、日本一小さなジャズライブハウス、高田馬場のホットハウスのアキさんに譲ってもらったときのお話をされました。そのアキさんが先日急逝されて、ホットハウスも閉店になってしまいましたね…。太田さんにとっては、スタン・ゲッツさんとアキさんの思い出も重なる曲なんだそうです。
こちらもバスクラでメロディを♪ 高音から低音まで豊かな響きでした。やはり低音まで下がるとゾクゾクするよさがありますねー!
最後はNorthern Island Breeze! 和泉さんが自由で、やっぱりベースがいるってすごいなあ!
アンコールはTakarajimaでしたー! 和泉さんのソロピアノバージョンをベースとしてトリオにしたバージョンですが、ソプラノサックスのメロディがふわふわ夢心地で、波間を漂ってたら宝島に着いちゃった!みたいな幸福感のある演奏でした。すてきだったー(*´∀`*)
心の奥にゆっくりじっくりしみこんで、じんわりとした静かな感動がありました。こういう音楽聴きたかったのでうれしかった(๑´ω`๑)♡
終演後に太田さんや和泉さんと少しお話しできました。和泉さんの次の小規模なライブはいまのところ年内は決まってなく、終演後に会えないような大きな規模のものばかりなので、「ひょっとしたら年内はもう話せないかもしれませんね? よいお年をー!!」と挨拶してきました〜。ちょっと寂しい(´・ω・`) 年内にもう一度くらい話せたらいいな。
でもとてもよい音楽をしっかり聴けて、心がほくほくと幸せでしたー!! 初めて聴く曲も多くて、とても新鮮でした。またこのトリオでやっていただきたいなー。
<セットリスト>
Giving Receiving(ラーシュ・ヤンソン)
La Pasionaria(チャーリー・ヘイデン)
Stella by Starlight(ヴィクター・ヤング)
Rain Dance(和泉宏隆)
Bartel & Walther(ハンス・ウルリク)
Song for the New Life(太田剣)Save My Soul(Rachel Z)
Grandmother's Waltz(太田剣)
11月の雨(和泉宏隆)
Vera Cruz(ミルトン・ナシメント)
I Remember Clifford(ベニー・ゴルソン)
Northern Island Breeze(和泉宏隆)Takarajima(和泉宏隆)